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Tuesday

ホステルでのちょっぴり怖かった話 2008年12月1日

「女ひとりで旅をしていて、危険な目には一度もあわなかったの??」

この質問もよくされます。


正直、安全にはかな~り気を配っていたので、結果的に危険な目にはあいませんでした。



でも、「やばいかも?」と思ったことが実は一度だけありました。




偶然にもこれまたスイスでのこと。



山あいの自然溢れたインタラーケンで滞在したのは、元ホテルを改装して作ったホステル。


男女混合8人部屋だったけど、初日はファーブル一人でした。




でも2日目、外出から戻ると他のベッドの上に荷物が。


どうやら4人程ルームメイトが来たみたいだけど、男女の別も、どこの国の子かもまだわからない。



とりあえず、シャワーを浴びたかったファーブルは、誰も帰ってきていないうちにシャワーを浴びることに。




シャワーは室内についていたんだけど、ベッドのある部屋からドアをあけると、洗面台と鏡のスペース。 そして個別にかぎの付いたドアに仕切られて、トイレとシャワーが並んであるような感じだったの。



誰かが戻ってきてトイレを使いたいかもしれないから、ベッドルームとの境のドアは閉めずに、シャワーのドアだけ鍵を閉めて、シャワーを浴びたファーブル。




浴び終わって、狭い室内で着替えてドアを開けると、ベッドルームとの境のドアのところに、白人系の男の子がヌボっと立ってこっちを見てる。



ちょっとびっくりしたけど、すぐ、「あ、ごめん、シャワー待ってた? 私今終わったところだから、どうぞ」と英語で言ってみた。




でも無反応な彼。




無言のまま、じっと私の顔を見て、そこから動こうとしない。




おっとぉ・・?? 英語通じないのか?? と思いながら、とりあえず「ごめん通らしてね・・」と言いながら、彼の横をどうにか通り抜けて自分のベッドへ向かったファーブル。



ちなみに部屋はこんな感じで、私のベッドは荷物の置いてある写真右の下の段でした。




とりあえずベッドに腰かけて、髪の毛をタオルでかわかしながら荷物の整理をしていると、さっきまでシャワー室のドアのところに突っ立っていた彼が、私のベッドのすぐ脇に立って、私をじっと見ている。




その距離1メートルくらい。


外は暗くなってきていたし、部屋の中も薄暗かった。



「何? どうしたの?」 不安になりながら問いかけてみるけど、

左右に微妙に揺れながらそこに立っている彼は、私をじっと見たまま無言。



部屋には他に誰もいない。



なんか危険かも?! この人酔っぱらってる??



シャワー浴びたて & 薄暗い部屋 & 男女が二人きり・・・・・



かな~り身の危険を感じたファーブル。 

これは今すぐこの部屋を出た方がいいかも・・・・。


でも、部屋を出るには彼の横を通らないといけない。

いきなりつかまれたらどうしよう・・・恐いぞ~。 


誰かお願い、帰ってきて~なんて考えながら、彼の方を見ないようにしていたら・・・

突然彼がシャワー室の方へ歩きだした。




そして、洗面台の水が流れる音とともに、「グフィ、グフィ」というなんとも奇妙な?鳴き声が聞こえ始めた。



まさか泣いてる?? ちょっとぉ・・・頼むよぉ・・・怖いんですけど~。



やっぱり今のうちに部屋を出よう!と思ったその時、突然彼がまたベッドルームの方に来て、私の横のベッド(さっきの写真左のベッドの下段)の上に乗っていた荷物を全部床に放り投げたと思ったら、突然部屋から出て行ったの!



なんだなんだ??? 



意味不明。 でも部屋からは出ていったし、とりあえず自分は安全・・??



また戻ってきたら嫌だし、ロビーにでも行ってようかな~と考えているうちに、別の男の子が2人部屋に入ってきた。



お互い挨拶をしてすぐ、「ねぇねぇ、他のルームメイトに会った?」と聞いてみると、「そこにいたアメリカ人の女の子には会ったよ」と彼ら。



男の子には会っていないというので、さっきの変な男の子のことを話すと、

「最悪だね~、うちらも運がないな~そんな変な奴と同じ部屋なんて! でも、安心して。 僕ら二人がついてるから! 平和主義のカナダ人だからね!」と彼ら。



まぁこの二人がいれば安心だ・・。


二人が会ったというアメリカ人の女の子はまだ戻ってきてなかったけど、3人で12時頃部屋の電気を消して、とりあえずファーブル眠りに就いた。



すると・・・夜中にドアをどんどんどんどん叩く音が!

携帯を見ると時間は3時過ぎ。


なんだろう・・・。 でもこの部屋の人なら鍵を持っているはず・・・。



二人のカナダ人のベッドはドアに近かったから、絶対二人も起きてるはずだけど、二人も警戒してるのか、誰もドアを開けようとはしなかった。 当然でしょう。



30分くらいそんな状態が続いて、私もカナダ人の二人も特に話すでもなく、無視して眠ろうとしていたら・・そのうちドアの外で話し声がして、ドアが開いた。



すると、女の子の声で、「本当にここあなたの部屋なの??」

そして、さっきの変な男の子が一緒に入ってきてる!



ドアのところではセキュリティの男の人が、彼に何か身分証明書を見せるように言ってる。

するとその男の子、「ここに僕の荷物があったはずなのに無くなってる! ベッドの上に置いたのに!」と騒ぎ出した。



あれ? 英語話せるじゃん・・この人・・。

しかもアメリカ人っぽいアクセント。



セキュリティはますます不審がって、「証明書を見せないと、追い出すぞ」と私たちに気を使ってひそひそ声で彼に忠告。



彼は「本当だって信じてくれ!誰かが僕の荷物盗んだんだ!」と騒ぎながら、床に落ちてる自分の荷物に気が付いた。



そして、「あ、あった! 誰かが下に落したんだ! ほらパスポート・・」と差し出してる。




誰かが・・って、あなたがさっき自分で放り投げたんでしょうが・・・(^^;)




身分証明書を確認して、彼がここの部屋の宿泊者だとわかるとセキュリティは帰って行った。

そして、その男の子は私たちが寝ているのにお構いなしで、大声で女の子に向って話してる。

女の子はめんどくさそうに、「みんな寝てるんだから静かにしなさいよ!」と言って、自分のベッドへ。




とりあえず、私も眠かったのでそのまま寝て、朝早く一度目を覚ますと、なんとその彼はベッドの上でほぼ全裸のような格好で寝てる・・・。



マジ? ありえないんですけど・・。


まだ朝早すぎたし、彼に背を向けてまた寝たファーブル。


次に8時頃目を覚ました時には、彼はもういなくなってた。


あんな夜中に帰ってきたのに、もう出かけたのか?? 本当、変な人。



そして同じ頃目を覚ました他のルームメイトのカナダ人二人とアメリカン人の女の子と、さっそくその彼の話になった。


するとアメリカン人の女の子が言うには、昨日の夜、彼女が他の人と数人でホステルのお庭で飲んでいたら、急にその彼が、森の中から現れたらしい。



ちなみにお庭はこんな。↓



そして、「自分の部屋がどこかわからないんだ」と言いながら、町の地図を広げて一生懸命探していたんだとか。


どんだけ酔ってるんだ・・とあきれた彼女と友達は、「その地図じゃぁ見つからないと思うよ・・・受付に行って聞いてみたら」と言って、彼のことを笑っていたらしい。


そして、その30分後くらいに部屋に戻ったら、自分の部屋の前にセキュリティに囲まれた彼が立っていたから、びっくりしたんだって。


そう、ファーブルが最初に会った時、やっぱり彼は泥酔していたんだ。


私が見た彼の行動を、アメリカ人の女の子に伝えると、「あ~本当、アメリカ人の恥だわ・・・。 しかも自分で荷物投げたのぉ? 夜中に誰かに盗まれたって大騒ぎしてたのに・・」と彼女。


そして全裸で寝ていたことを言うと、「大丈夫、彼絶対ゲイだから。 私たちには被害はないはず」だって。


そしてその日の夕方、私とアメリカン人の女の子が部屋でしゃべっていると、帰ってきた彼。

すっかり昨日の出来事は覚えていないらしく、普通な顔して、初めて会うかのように、私たちに自己紹介してきた(^^;)


そして、私たちが、昨日の出来事を告げると、信じられない!という顔で、「本当にごめん、でも僕のせいじゃないんだ。 バーで会った女の子たちが、僕にショットをいっぱいさせるから・・」だって。


どういう言い訳?? 子供じゃないんだから、自分で飲む量くらい自分でコントロールしなさい・・。


ちなみに洗面所で泣いてた理由は、コンタクトを落としたからだって・・・。 そこは覚えていたみたい。


やっぱり、なよなよしていてゲイな彼でした。


結果笑い話になったけど、本当にあの瞬間は怖かった~。


私たちに迷惑をかけたってことで、その日はバーでルームメイトみんなに1杯ずつおごってくれたんだけどね☆

*写真は前も載せたけど、アメリカ人の女の子、ヒラリー。








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