ドイツの首都、ベルリンに到着。
だれもが知っているベルリンの壁で東西分けられていた都市。
ここはポツダム宣言で有名なポツダムにも近く、多くの学ぶべき歴史をもつ場所。
やっぱり学ぶべきことを肌で感じておきたいよね。
ということで、普段は団体行動のツアーがあんまり好きではないファーブルも、ここではただ街を歩くだけじゃダメだ!と、フリーウォーキングツアーに参加してみた。
朝10時から4時間かけて、街の中心をガイドの説明を聞きながら歩き回るの。
ファーブルのガイドさんはカナダ人の若い女性(年下かも?)だったけど、彼女は15歳の時にベルリンに興味を持ち、一人で移り住んだらしく、かなりいろいろ詳しかった。
しかも現在インドの小学校で先生をしているとあって(ガイドは夏のバイトみたいね)、声も大きくすっごいエナジーで身ぶりてぶり、体を大きく動かしながら、ベルリンの歴史をわかりやすく教えてくれた。
グループは40人もいて、炎天下の中歩き回るのは楽ではなかったけど、でもすっごいためになったから、英語わかる人なら本当におすすめのツアー。 無料だしね。(チップ制)
印象深かったのは、このモニュメント。殺された多くのユダヤ人のために、2001年に着工、2005年建てられたものなんだけど、一見お墓にも見える大きさもばらばらの石が3000個も置かれているの。
これをお墓と見る人もいれば、街と見る人もいて、人それぞれの感じ方に任せているんだけど、自分の背よりもかなり高い石の間を歩くと、横から何がでてくるかわからない、迷ってしまうかもしれない、石が倒れてくるかもしれない、っていうちょっとした恐怖を感じる。 そこに意味があるんだって。 ユダヤ人がずっと感じていた恐怖や苦しみを忘れないように。
そして、もちろん誰もが知ってるベルリンの壁。
一部は 残されたままになってるんだよね。
これを喜んで壊す人々の映像をニュースで見た時、ファーブルはたったの10歳でした。
あの時はことの重大さも全く分かっていなかったけど、改めて目の前にして、いろんなエピソードを聞くと、その重みを改めて感じる。
突然街が二つに分けられて、家族や友達や恋人に28年も会えなかったなんて。
なんて酷いことを、人はしてしまうんだろう。
目の前にすると、実際は思ったよりも薄く低いこの壁だけど、当時の人たちにとって、軍隊で囲まれたこの壁は、何よりも高く、何よりも厚く、大きな壁だったに違いない。
そして、チャーリーズチェックポイント。
この写真はアメリカの軍人が東側を見張ってて、裏はソビエトの軍人が西側を見張ってるの。
許可証を手にした人のみが、ここで重厚なセキュリティチェックを受けて、東西を行き来できたんだけど、主に海外のビジネスマンのみだったみたい。
でも、離れてしまった恋人を助けに、いろいろな手を使ってこのゲートを突破して、彼女を西側に連れ戻した人もいるみたい。
東西が統合されてから、まだたったの18年。ベルリンを東西歩くと、近代的な西側に対して、工事現場の多い東側。 本当に一つの都市になるにはまだまだ時間がかかりそう。
何気なく、いつものように、かわいいーなんて思って写真に撮ったこの信号機のデザインは、統合後に唯一残された東側のものなんだって。
子供向けにカートゥーンチックに描かれてるの。
東側の全てのものが無くなった中、これだけはいいアイディアだって認められて残されたから、信号機を見ていれば今自分が東側にいるのか、西側にいるのかわかるんだよね。
でも徐々に西側にもこの信号機が立てられているみたいで、この横断歩道は半分ずつになってたよ。(左が西のスタイル、右が東)
さて、歴史的に有名なベルリンだけど、実はこの街夜遊びでもすごく有名な場所だから、それを求めて世界中から若者が集まってくる。
ホステルの上にも眺めのいいバーがあるし、ドイツはヨーロッパのほかの国に比べてかなり物価が安いし、ベルリンはかなり暑いし、なによりビールの国だし!と、ファーブルも毎晩飲んだくれちゃいました!
そうそう、オーストリアのザルツブルグで出会ったGunvorも、急にベルリンに来ることを決めてメールがあって、見事再会したのー!
昼間一緒にぷらぷらして、ベルリン名物と思われる、ソーセージにたっぷりのケチャップとカレー粉がふりかかったものを食べました。結構おいしかったよ。
2 comments:
ベルリンの壁、本当に残酷だよね。TVとかでしかみたことがないけど、いつかいってみたいな。
ドイツはやっぱり、ソーセージなんだね、笑 夏に外でみんなで集まるのって楽しそうだ!!北欧も行ってみたいとこだし、写真楽しみにしているね!!!!!
harumi>うん、一度は来てみたらいいと思うよ.
なるべく早めに完ぺきに統一される前に.
暑い日は外で飲むのが最高だよねー!! 北欧も楽しみにしててね。
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