Where is the world

ファーブルのホームページに戻るにはこちらをクリック⇒http://whereistheworld.com/







Thursday

ちょっとしたサバイバルな1日 2008年4月30日

この1つ前に書いたけど、ビリヤード大会で盛り上がった日に知り合った、ルーマニア人のジョニーが、ライセンスを取るために毎日のようにスカイダイビングをしているとかで、
"ケープタウンは他よりぜんぜん安いから、絶対にやるべきだ!" と言ってきて、
値段を聞いたら400ランド(約5千円)、DVDを入れても500ランドだというから、
もともとはニュージーランドでやろうと思っていたスカイダイビングだけど、ここでもやってしまおう!と一緒に連れてってもらうことにしたの。

ルームメイトのエイドリアルも、その日は最後の日で、パラグライディングをするつもりだったんだけど、そんなに安いならスカイダイビングの方がいいや!と一緒にいくことにして、3人で、ジョニーのレンタカーでワクワクしながら車で30分ほど飛ばして到着。

今飛び終わったと見られる学生が、興奮してぎゃーぎゃー騒いでて、"おーーー!! やばいやばい!! "と私とエイドリアルもめっちゃ興奮!!!
インストラクターを紹介され、じゃぁ、ここにサインしてと紙を渡され、二人でテンション高く記入していると、係の人がきて、
" DVDはほしい? 欲しかったらカメラマンも一緒に飛ぶから。 コストは550ランドだけど" と言ってきた。

んん? DVD込みで500ランドってジョニーは言ってたのに。。。 確認すると、DVDだけで550ランドで間違いはないらしい。それじゃぁDVDはいらないかーと思っていると、エイドリアルが、" 一応ジャンプだけの値段ももう一度確認してみよう" と。

そしたら、なんと!! ジャンプだけでも1400ランド(約17000円)とのこと。
うぉう、うぉう!!! ぜんぜん安くないジャーン!!!! ガーン(**)
ジョニーをすかさず呼んで聞いてみると、ジョニーが確認しにいった。

そして、戻ってきて、" ごめん。。。あそこに書いてあるのをみて400ランドだと勝手に思っていたんだけど、400の前にある1を見逃してたみたい。。"って。
おい! その1でかなーり違うんですけど!!! よくよく聞けば、自分はインストラクターと別で飛んでて、1000ランド払っているとのこと。
だから、400ランドと見た時、"なんで、インストラクターと一緒の方が安いんだ!" ってむかついたんだけど、やっぱりそうじゃなかったんだね。。だって。

それを先に言ってよねー。常識で考えればありえんことだってすぐわかるじゃんかー。
エイドリアルと二人して、テンションあげあげだっただけに倍のショック。
いいじゃん、1400でもここまで来んだしやればー?! なんてジョニーはのんきに言ってくるけど、ケープタウンでばかりお金を使ってもいられないし、何より、その場所は緑のない、土の広がった荒野のような美しくないところだったから、眺めも悪そう。

そんなところでただ飛ぶだけなら、やっぱり景色のきれいなところで飛びたい。
もともと、やる予定のなかったことだしねー。

はぁ。
で、さらに最悪なのが、ジョニーは2、3回飛んでから帰るつもりということで、彼を待っていたら5時間くらい待たされるはめになる。
でもそんなに待ってたら、エイドリアルのフライトが間に合わない!!!
出る前にエイドリアルが何度も "間に合う時間に帰って来れるよね?" って聞いてた時、ジョニーは、"もう全然大丈夫だよー、心配いらないよー" って言ってたのに、どうやらそれは、"俺とは一緒に戻れないけど、他の誰か同じ方向へ戻る人を見つけて乗せてもらえばいいんだよー" っていう考えだったみたい。

だったら、そこまで最初から言ってよねー(^^;)
当然うちらは一緒に帰れるものだと思っていたよ。。。。。

最悪です。朝からこんな遠いところまで連れてこられて、結局スカイダイビングもできずに、今度は戻る方法をさがさなくちゃいけない。
しかもエイドリアルにとっては最後の貴重な1日だった。
こんなことがわかっていれば、パラグライディングに行ってたはずだった。
私はまだ日数もあるし、別に最悪ジョニーが終わるまで5時間程時間を潰せば帰れるわけだから、別にまー仕方ないかーで終わらせられるけど、エイドリアルはそうはいかない。

フライトを逃したら、大変なことになる。
戻らなくちゃいけない仕事だってあるんだから。
みるみるブルーになっていく彼の横で、
"ブラジル人なんだから、そんなに暗くなるなよ。 帰る人みんなにシャイにならずに、街まで戻るか聞いて乗せてもらえばいいだけなんだから"なんて言ってるジョニー。

"俺のせいで、本当に申し訳ない"とは言っているものの、ドライブして連れ帰ってくれる気はさらさらない彼。 いざとなればタクシーを呼べばいいなんて言ってるけど、こーんな町はずれの何もないところまでタクシーを呼んで、さらに戻ったら、軽く600ランド(約8千円)くらいはかかってしまう。

しかもエイドリアルはあまり英語が得意じゃないから、そうとう不安そうだ。
ちなみにブラジル人の彼にとって、母国後はポルトガル語。

見ていてあまりに可哀そうになったから、私もお金がかかるかもしれないことは覚悟して、エイドリアルと一緒に戻ってあげることに。

"大丈夫だよ。どうにかなるよ。 私も一緒に乗ればタクシーも割り勘できるし。"とはげましたはいいけど、さーどうしよう。

とりあえず、駐車場の前で帰りそうな人をひたすらまつ。
でも人が着くばかりで誰も帰りそうな人がいない。
だって、そりゃそうだ。 だれもジャンプを終えた人がいないんだもん。
さっきの学生たちは、ケープタウンとは逆方向から来たとかで、無理だったし。

エイドリアルもすっかり弱きになって、"涼子の方が英語うまいから、涼子聞いて"とか言ってくる。。。
困った。 このままじゃ、エイドリアルのフライトに間に合わなくなっちゃうよー。と、思っていたら、さっき着いたばかりの年配のカップルが、ずっと落ちてくる人を見学していたと思ったら、車の方へ向かい出した。

もしや!と思って聞いてみると、街までは行かないけど、半分くらいのところまでなら行くという。
しかも "そこからならケープタウン行きのバスも出てるから、大丈夫よ。"とまで教えてくれた(^^)
エイドリアルは "途中までじゃ。。"と引き気味だったけど、この人たちを逃したらもうたぶん次はない。
しかも、連れていってもらうにしたって、わけのわからない若者や、旅行者よりも、この土地に慣れてて、ちゃんとした感じのこの二人の方が絶対に安心だ。

"エイドリアル、もうチョイスはないよ! 行くよ!" と不安な顔をするエイドリアルを連れて、親切なその二人に途中まで乗せてもらうことにした。
聞けば、彼らは南アフリカに住むイギリス人で、息子が25歳の誕生日プレゼントにスカイダイビングをさせてほしいというから、安全なのか、どんなものか、見学にきたらしい。

道中、その二人と楽しく会話をする私の横で、エイドリアルはだまりっぱなし。
なんかほんと気の毒になってくる。

やっと途中のところまできて、モールのようなところで下ろしてもらった。
バスが出ている場所も教えてもらい、くれぐれも近くで客引きをしている乗り合いタクシーには乗らないようにと念を押されて、お礼を言って彼らと別れた。

さて、ここからが問題だ。とりあえず止まっているバスに、行き先を聞くと、ケープタウンにはいかないとのこと。 うーん。 一応確認した方が良さそうだ。誰かに聞こうとは思ったけど、海外では(特に教育の行き届いてなさそうな国では)まず聞く相手を慎重に選ばないと、余計混乱する羽目になる。

モール内のちょっと高そうなお店のマネージャーあたりなら大丈夫だろう。。。モール内に入って良さそうな人を探して聞くと、バスの止まる位置はあってるみたい。 ただ、ケープタウン行きは行ったばかりだから、しばらくは来ないよとのことだった。

そしたらエイドリアル、
"本当にバス乗って大丈夫? さっきの人たち、バスは絶対に乗っちゃダメって言ってなかった?"と言ってきた。
"いやいや、乗っちゃダメって言われたのは、さっきからしつように声をかけてくるあの乗り合いタクシーだよー! あれに乗るなら、バスに乗るほうがいいっていわれたのー。"と返すと、
"あ、そう言ってたのか。 なんだ。"とエイドリアル。

まぁイギリス人の英語って慣れてない人には聞にくかったりするもんね。。

時間はまだあるし、バスなら安いし、とりあえず待ってみようかということに。
エイドリアルも私もお腹が空いていたから、安くて勝って知っ足るマックに入ってちょっと休憩。

その頃にはだいぶエイドリアルも安心してきたっぽくて、余裕もできてた。
ちなみに私は、チキンのセットを頼んでみた(^^)
おしおしと思って、食べ終わってからまたバス停に向かうと、またバスが停ってた。
どこ行きか聞いてみると、これまたケープタウンではない。
30分〜1時間の間には来ると思うよー? とのんきなことを言われたけど、そんなに待てない。

しかたないから、お金はかかるだろうけど確実にホステルの入り口まで帰してくれるタクシーをつかまえようということに。 もちろん乗合タクシーは乗れないから、またまたモール の中に入って、ちゃんとしったっぽい人に聞いてみた。

そしたら 、"そこの出口を出てすぐのタクシー乗場に電話番号が書いてあるから、それで呼べばすぐ来るよ。" とのことだった。

行くと確かに電話番号があるけど、今度は電話が見つからない。

私がきょろきょろしながら、"電話近くにありそう?" とエイドリアルに聞くと、
"え? 誰かに電話したいの?" とエイドリアル。

"いやいや、そうじゃなくって、電話してタクシー呼ばなくちゃでしょ-"
"え?そうなの? ここで待ってれば来るんじゃないの?"
"え。。。だから、呼ばないと来ないって言われたじゃん。。。。"
"あ、そうなんだ。 聞こえなかった。"

あんなに私と一緒にうなずいて、元気よくThank youって言ってたくせに。。。
まぁアフリカ人もアクセントきつい人いるけどさー。

やっぱり一緒に来て良かった。
絶対この人一人じゃ、辿りつけなかったね。。。(^^;)

そこからは、ちゃーんとタクシーも来てくれて、スムーズにホステルに到着。
結局200ランドですんだから、ジョニーがくれた100ランドを使わせてもらって、一人50ランドですんだ。
ホステルでの1食分くらい?

ホステルについたら空港に向かうのにちょうどいい時間で、エイドリアルも、これでやっと息が吸える。とほっとした顔。

あー良かった。 間に合って。
ジョニーの勘違いにはしてやられたけど、でもちょっとしたサバイバルもできたし、
こんなに素敵な空も見れたし、帰りのタクシーからは、こんな車のCMみたいな写真も撮れたし、
旅は道連れ夜は情けってことで(^^)

お疲れの1日でした!


現在4位! ベスト3入りはなかなかハードルが高いなぁ。
みんな引き続きご協力お願いします!
☆読んだらクリック☆
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
世界一周をしている人のブログのランキングに参加してます♪
毎回クリックお願いします☆

No comments: