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Wednesday

襲われた結果・・・・・ 2008年10月11日

昨日は相当疲れたので、今朝はゆっくり10時ごろまで寝てた。
起きたら雨の音。


昨日の風からしても、今日は天気崩れそうだなーって思ってはいたけど残念。
だって、ファーブルイースター島は2泊3日だから、フルで過ごせるのはこの日だけだったんだもん。


本当だったら、今日はナオミとタクシーでも頼んで15体並ぶモアイが見れるトンガリキまで行こうかと思っていたところだったけど、雨じゃあね・・。 


この島、南米のくせに観光の島だけあって物価が日本並みだし、タクシーも高い。
そんなお金払って雨の中モアイ見たって楽しくないよね・・ってことでトンガリキはあきらめ。


また来るからいいさ。今回は運がなかったということで。

しかも何より、昨日のモアイでかなり満足してしまっていたしね(^^)



ナオミは他のホステルの子たちと噴火口を見に行くといいので、ファーブルは一人で町をぷらぷらすることに。



だってファーブル登山靴も、防水ジャケットも持ってない。 道はどろどろで、風も強いから傘なんてさせないし、とてもじゃないけどファーブルの装備では山なんて登れそうもなかった。


そして何より、もうどろにまみれたり、疲れるのはこりごりだった(^^;)


町を一人で散策していると、ビーチ沿いにモアイ発見。



このモアイ、後ろの背骨部分がへこんでいるのはなんでだろうか??

下の写真でよく見えるかなー?


この他にも同じ海沿いに数体のモアイ。

この子なんて、壊れまくって、ほとんど跡形なくなってる・・。
雨は小雨になってきたけど、天気はさえない。

ついでに空の雲まで荒れて波みたいに見える。
さらに海沿いを歩くと、面白い岩を発見。

なんか手で魚を捕まえてるような絵。

こっちは楽しい顔がいっぱい書かれてる。
これは何かにまたがる、変な生き物。



これもサルかなんかが何かに乗っかって首を前に下げてる感じ??
いろいろ見ながら歩いていると、野良犬があたりをうろうろ・・・。



あ、この犬たち、さっきすごい勢いで吠えながら馬を追いかけてた犬だ・・・。



そう、ファーブル動物が苦手です。

近づいてこないでねーと思いながら、犬と目を合わせないように道路側へ・・・。



でも、動物っていうのは嫌なもので、苦手な人をすぐ察する。
そう、犬が数匹ファーブルの後をついてくるのがわかる。


いやだー。


かわいいおとなしい犬ならいいけど、さっき馬を追い掛け回してた犬だよー?
逃げたいのはやまやまだけど、走ったら絶対追いかけられる。

ファーブル足は遅いし、馬だって必死で逃げてたのに、勝てるわけない。


走っちゃだめ、走っちゃだめ、と自分に言い聞かせながら、歩くファーブル。
すると、とっとっとっと・・・と犬がファーブルの足元に追いついてきた。

品種は詳しくないけど、結構大きな犬。 しかもウーウー言ってる・・・・。


こんなのに噛まれたら狂犬病になっちゃうよぉー。
旅もそろそろ終わりなのに、こんなところで狂犬病で死にたくないー。

素肌が出ている手はポケットにしまって、閉じて持っていた傘は振り回してしまわないように胸元に抱きかかえた。



ファーブル小さいとき、大きな公園で棒を振り回していて、放し飼いにされていたドーベルマンに追いかけられたことがあるのです。 泣きながら必死で逃げて、木によじ登った怖い思い出・・・。



動物が苦手なのはその前からだけどね・・・。


どうか、何もされませんように・・・ファーブルの願いも届かず、1匹がジャンプしてきた!


ぎゃっ! 思わず叫んでしまったファーブル。



怖くて後ろは振り向けなかったけど、視界に入るだけでも5匹はいる・・・。
すると右からも左からも順番にジャンプしてアタックしてくる!!




ぎゃっ! いやだー! 怖いよー! 


モアイ助けてー! 震えながら言ってみるけど助けてもらえるわけもなく・・。

そばを通る人もいなく・・・ ファーブル絶体絶命。


すると、1匹がファーブルのジーンズの裾を噛んできた!
やだー!!!!!!!!

28歳ファーブル、もう限界。 泣き出してしまいました。



走れないし、誰も助けてくれないし、どうすることもできない。

怖くて怖くてただただ泣きながら歩き続けると、そのうち犬たち、ファーブルを追い越して行ってしまいました。
たぶん、「勝ったぜ!」とかって思ったんでしょう・・・




だけどファーブルパニック状態。

このまま進んだらまた犬に追いついてしまうかもしれない。
でも戻ったらファーブルについてこなかった犬たちがまだいるかもしれない。


どうしようもなくなったファーブルの方に1台の車が走って来るのが見える。

必死で手を上げるファーブル。



すごいスピードで走っていたその車。 いったんファーブルを無視して通り過ぎてしまったかのように見えたけど、後ろのほうで止まって、バッグして戻ってきてくれました。



そして泣いているファーブルを見て、びっくりして運転していた男の人が降りてきてくれた。



「どうしたんだ?!何があったんだ?!」 


「あの犬たちに襲われたの・・。 犬が怖くて・・。」とやっと英語で話すファーブル。

「何?犬??」運良く英語を少し話せる人だった。
でも、ちょっと拍子抜けしたような、安心したような顔の彼。


少し落ち着きを取り戻したファーブル、止めてしまったことが申し訳なくなってきた。

ファーブル、馬鹿じゃありません。

犬や猫が、ほとんどの人にとって動物というより家族として扱われるのを知っています。
犬や猫が怖いなんて、くだらないと思う人が多いことも知っています。


ファーブルにとっては死ぬほど怖かったことだけど、彼らにとったらくだらないことに違いない。

しかもすごいスピードで運転してたから急いでいたに違いない。



「止めてしまってごめんなさい。たぶんもう大丈夫。 ありがとう」と言って、頑張って自分で歩くしかない・・と思ったファーブル。



すると、「どこに行こうとしてたの? 乗せてあげるよ」と彼。


ファーブル、この先の博物館にでも行ってみようかと思っていた。
でも、車が向かっていたのは逆方向。


「でも、逆方向だから・・・あなたはどこに行くところなの?」と聞いたファーブル。
あんまり迷惑をかけるのは申し訳なかったから、途中のどこか犬のいないところで降ろしてもらえたらいいやと思っていた。


すると、「フェスティバルに行くんだ」と彼。 
「フェスティバル?お祭りがあるの?」と聞くファーブルに、「うん、行く?」と彼。


こんな小さい町でフェスティバルがあるなら耳にしていそうなものなのに、どこであるんだろうか?

とりあえず楽しそうだし、「うん。行く」と言ってみた。



「じゃぁ車乗って」と笑顔で行ってくれた彼、いざ乗ろうとしたら、おっと・・・、後ろの席には荷物が山積み。 そして運転席には彼、助手席には女の人が乗ってる。

これじゃぁ乗れないジャン・・・と思っていると、ほら、カモン!と女性が運転席の方につめて助手席を少し空けてくれた。



まじ?助手席に二人で座るの???



申し訳ないなーと思ったけど、二人ともめっちゃ笑顔。
ここは好意に甘えてしまおう。 

彼女の隣に乗り込んで、やっとのことでドアを閉めて出発。


二人の笑顔と、車に乗った安心から、だんだん胸のドキドキもおさまってきた。

落ち着いてきて気づくと、あれ? この車、白いリボンで飾られている・・。
しかもこの女性、花冠してるぞ? あれ? 後ろの山積みの荷物はプレゼントの山だ・・・。


もしかして・・・・。

「あの・・ウェディングが何か?」と聞いてみると、

「そうだよ。」と二人。



がーん!!! フェスティバルってウェディングのことだったのか!!!



この二人結構年上にみえるけど、もしや新婚さん???
ファーブルとんでもないお邪魔をしてしまったのでは?????


恐る恐る、「あなたたちの結婚式???」と聞いてみると、

「違う、違う、私の娘のよー。」と女性。



ほぅ。 良かったー。 少なくとも新婚さんを邪魔したわけではなかったようだ。

でも、私このまま結婚式に行くのか??なんて困惑しているうちに、車は海沿いのホテルに到着。
ホテルといっても安宿のようなところ、どうみても結婚式会場ではない。
そして、車を降りるように言われると、今度はスペイン語で、どうやら荷物を運んでてきなことを言われた。

よくわからないまま、ホテルの中から手伝いに来た人たちと一緒に、プレゼントを部屋に運ぶファーブル。

そして一通り運び終わると、ホテルの服を着た女の人が、「座って休んで。」と言ってきた。
どうやら、ここは運転してた彼のお姉さんがやっているホテルみたい。

そして、どこのホテルに泊まってるの?と聞かれたので答えると、あーOKと彼女。
やっぱり小さい島だから、少なくともホテル経営者同士はすべての場所を知っているのだろう。

そして、運転してた弟くんに場所を説明している。

そして、「さぁ、車に乗って」と言われて、みんなで車に乗り込んだ。
荷物を全部出したから、4人乗っても余裕。

やっぱり私を送り返してくれるのかな? 結婚式じゃぁ、まさか本当に連れて行ってくれるわけないもんね・・。

なんて考えながら、車の行く先を見守っていると・・・・。

あれ、あれれれ?? 
車が止まって降ろされた場所は結婚式場。
マジ??? そんないきなり参加しちゃっていいのーーー??
入り口にはいかにも偽者だけど、こんなモアイ。





私は最初見たとき、妊婦のモアイだーー!!って思ったんだけど、あとから気づいたら、なぜかお土産やさんにあるモアイはすべてこのモアイのようにおなかが出てたんだよね。 なんでだろう?

ほかのモアイはどうみてもおなか出てないのになー。

そして、ほらほら、中に入って、ここ座って!と言われるがままに席につくとすぐ、こーんな食事が運ばれてきた!






さすが南米いつでもお肉!! でもすっごいやわらかくって美味しかったの♪
ホテル経営のお姉さんも、とりあえずがつがつ食べ始めてる。



上の写真からもわかるように、机にはプラスチックのカップに、ソーダのボトルが無造作に置かれて、子供の誕生会みたいなノリ(^^;)

しかも、ワインまで紙パック!!
室内は普通で飾りもないんだけど、外の席はやしの葉っぱで囲まれてるし、なんか南国っぽいよね。
一通りお肉も食べて、お腹もいっぱいになり、元気を取り戻したファーブル。
ちょっと結婚式場をぐるっと一周してみることに。

結婚式とは言っても、みんな普段着でカジュアルなんだよねー。
でも、この左の女の子、すっごい美人だと思わない? 

そしてその左の女の子の彼が、下の写真の左の子。

この子はなんかカメラに興味しんしんで、すごいかわいかった♪
そして、裏へまわってみると・・・・すごーーーい!!
私が食べたお肉はこうやって焼かれていたのかーー!
そして、近くにあったカボチャには、のこぎりがささってる・・・・(^^;)

到着したとたんから、姿が見えなくなっていた、私を助けてくれた弟くんは外でみんなと飲んでました。 

そして、こちらが本日の主役の花嫁さん。
こう言っちゃぁなんだが、普通の花嫁さんに想像する様な華やかさとか初々しさみたいなものは一切感じさせず・・・、骨付き肉にかじりつき、外では常にタバコを吸っている、なんとも豪快な花嫁さんでした。

そして、下の写真の頭に何か載せてる人が新郎さん。
どうみても現地の人ではなさそうだなーなんて思っていたんだけど、あとから空港のお土産さんで聞いた話によると、どうやらイギリス人だったよう。
やっぱりね、二人は英語で会話をしているように聞こえたもん。

そしてしばらくすると、外で演奏と歌が始まり・・・


みんなでダンスタイム。


写真はないけど、ファーブルもその辺にいたおじさんに誘われて一緒に踊っておきました♪

その後は、外にいたグループに呼び止められて、一緒に飲み。
彼女は今はサンチアゴに住んでいるらしく、英語ができるから、いろいろ話ができて楽しかったけど、写真からもわかるように、すごいよっぱらってた(^^;)


そして、ここで出会った日本人の子たちも呼んできて、みんなで飲み!
南米きてから、アジア人といえば日本人ばっかりだったけど、ここイースター島は特にそう。

そして、日本から遠くて高いだけあって、ここに来る人はみんな私と同じワンワールドの世界一周航空券利用者ばかり。

写真左は大学生のワタル君。 たまたま彼の泊まっているホステルで出会ったイタリア人の子からこの結婚式のことを聞きつけ、ただでご飯が食べれるということで乗り込んだそう。

彼は3ヶ月くらいの短い世界一周なんだけど、旅を始める前から私のブログを見ていてくれたらしく、「どっかで見たと思ったら、ブログだー!」って言われてびっくり☆
出会う前からブログを見てくれていた人に会ったのは初めて! 嬉しいものです(^^)

そして真ん中は福岡っ子のメグミちゃん。年上だから「さん」って言うべきかもだけど、ばりばりの福岡弁で話しまくる彼女は、なんかかわいくて、「ちゃん」って感じなの。

10年来の友達と3年かけて世界一周を計画したのに、たった2ヶ月で仲間割れして別行動になったとか。 やっぱりどんな仲良しでも、24時間一緒にいるって簡単なことじゃないんだねー。 

野良犬に襲われたときは、もう絶体絶命のピンチだったけど、おかげでこんな楽しい思いができて、素敵な仲間に出会えて、最高の1日でした!

ある意味、野良犬くんたちに襲われてラッキーだったのかな?

みんなで盛り上がって、飲みまくったあとは、お腹がすいたので日本人の子たちだけで日本食やさんにいくことに。

途中タクシーからは、虹が見えたよ!

そして、奥さんが日本人だというチリ人が経営する日本食やへ到着。
寒かったし、飲んだ後だし、なんとなくラーメンが食べたくて、恐る恐るメニューに醤油ラーメンを頼んでみたファーブル。

そしたら、入れ物からしておかしい、こんなんがでてきました(^^;)

麺もラーメンの麺ではないし、しょうゆというより、上にかけられた「ごはんですよ」の味しかしませんでした(^^;)

こんなんで、約1500円。 高っ!

みんなで楽しい夜を過ごして、帰りもみんなで送ってくれて無事ホステルに到着したら、ホステルの仲間たちがみんなで「あー!帰ってきたー!!」と迎えてくれた。

どうやら、私が町を歩いてくるといったまま帰ってこないから、遭難でもしたんじゃないかと心配してくれていたみたい。

そりゃそうよね、町を見るだけなら1時間で足りちゃうのに、丸1日戻らなかったんだから。

みんなの優しさに感謝しつつ、今日の出来事を話したら、みんなすっごいうらやましがってた。 2泊3日しかいないのに、結婚式まで行っちゃうとは、上出来じゃなーい!!だって。

本当、上出来。
モアイも見れたし、現地の結婚式にまで参入しちゃって、たくさんの素敵な仲間にも出会えたし。

2泊3日のイースター島はもりだくさんで幕を閉じました(^^)v





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5 comments:

Anonymous said...

こんにちは!お久しぶりです。
イギリスのバースのホステルで出会ったミホです。
覚えてるかなぁ??笑
毎日ファーブルさんの日記拝見してます☆
犬恐かったですね><。
でも、最後には運命的というか、結婚式に出ちゃったりと、出会いってすごいなぁと思ってとっても感動しました。
旅ってすばらしいですね。
これからも気をつけて旅を続けてくださいね!

ファーブル said...

ミホちゃん>きゃー!! 久しぶりー!! もちろん覚えているよ!
イギリスは旅の始めの方だったから、なんだかすんごく昔な気がする。

毎日ブログみてくれてるなんて、すごく嬉しい! ありがとう!

本当、運命というか、出会いって素晴らしいよね。
ミホちゃんにもバースに行かなきゃ出会ってなかったしね。

旅はあともう一息で終わる予定だけど、これからもブログ応援よろしくね!

Anonymous said...

一匹ならともかく、グループの犬に囲まれれば、犬好きの人間でもビビッちゃいますよ。
でも、そのお陰で、ウェディングに参加できちゃったなんて、人生何が起こるかわからない!そのものの一日でしたね。

Anonymous said...

はじめまして~
世界旅なんてすごいのに
女性なんて、、、頭が下がります。
オイラも憧れがありました。
何にも行動してないですけどね、、、
あっ!四国のお遍路歩き旅は
25の時経験しました!
あれから、12年、、、はあ、、、

がんばってくださいね!
オイラも自分なりにできること
さがしてみます。またね!!

ファーブル said...

みったさん>犬好きでもグループの犬はびびっちゃうって聞いて、安心しました(^^) 犬を怖がる人って少ないだけに、いっつも、"怖がってしまってごめんなさい。。"って思っているので(^^;)

でも本当、あの日はラッキーでした(^^)v

トムさん>初コメントありがとうございまーす!
女性でも世界一周してる人結構いるんですよー!?
まぁ基本はカップルが一番多いと思いますが。。

四国かー、私は逆に国内をほとんど旅したことがないんです。
帰国したら、次は国内もちょこちょこ旅してみようかなーなんて思ってます(^^)

人生何を始めるにも遅すぎることはないって思います。
お互い、人生楽しんでいきましょーね!