この島へ飛んでいるのは、LAN航空のみ! しかも1日1便だから、みーんなこれに乗ってくるのだ!
到着したのはお昼。 この日は晴れていたけど、すごい風!
とりあえず空港でホステルから花の首飾りをもらって、車でホステルへ。
下の写真のやしの木からも、風の強さが伝わるかな??
同じ日に到着した、サンチアゴで英語を教えているというイギリス人のナオミとルームメイトになり、さっそく一緒にモアイを見に出かけることに。
彼女は1週間の滞在だったけど、私は2泊3日。 時間がないからぐずぐずしてなんていられない。 イースター島は思っているより広くて道も悪いから、移動手段としてはツアーやレンタカーがいいと聞いていたけど、ファーブル免許なんてもっておりません。 東京でもNYでも必要と感じたことがないから。 何より運転なんてしたいと思わない。
ナオミも免許は持っているものの、盗まれたり無くしたりすることを恐れてイギリスにおいてあるんだって。
ついた当日にツアーなんて無理だし、とりあえず歩いていけるところに行こう!ということになったんだけど、ホステルの人と話していたナオミが、片道2時間かかるモアイを見に行こう!と言い出した。
おっとぉ・・・。 もうちょっと近場を考えていたファーブルはびっくり! 片道2時間って・・往復4時間よ??? しかも、町を離れるとなーんもない島って聞いていたけど、大丈夫かなぁ・・。
不安は頭をよぎったものの、まぁ二人だしなんとかなるでしょう! 時間もないしね!と出発。
イースター島唯一のハンガロア村は、ほーんと小さい。
島に唯一?の教会はなんだかユニーク。
20分も歩くと、もう町を出てしまった・・。
気づくと回りは本当になーんもない。
しかもこの日は本当に風が強くて、吹き飛ばされそうになるくらい!
最悪なことに風は向かい風だったから、歩くのも一苦労。 砂埃はすごいしね・・・・。
町を離れて30分くらい歩いたところで、車が後ろから来た。 荒い道は車ですら通るのが困難なようで、ゆっくりガタガタ揺れながら近づいてくる。
するとナオミが、「ヒッチハイクしよう!」と手をあげて、車が止まった。
おー! 確かにこの島の人たちは、手を上げればみんな車に乗せてくれるってガイドブックにも書いてあったっけ。
とりあえず地図を見せて目指してるモアイを説明。 ナオミが少しスペイン語できるから助かる。 ガタガタの道は車の乗り心地もいいものではないけれど、風と砂埃はさけられるし、何より歩くよりは断然楽で早い(^^)v
20分くらい乗っていただろうか?? 途中で車が止まった。 どうやら彼らの目的地に着いたようだ。 今いるのはここだから、この道に沿ってまっすぐ行けば着くよーと説明を受け、お礼を言って下車。
まだまだ風はやむ気配がない。 強風にあおられてよたよたしながらも、二人で歩き続けると、横に噴火でできた山?が見えてきた。
でも目的はこれじゃない、モアイ!
またひたすら、荒い道を歩き続ける。
見づらいかもだけど、地面こんなよ? でこぼこな上に、石ころいっぱい!
ちゃーんと足元を見て歩かないと、足をくじいたりしちゃいそう。
どこまでもどこまでも、道なき道が続く・・・・。
地図の上では太いしっかりとした道になっているのに、実際はこんな。
これを道と呼んでいいのかー?? 本当にこっちでいいのかー??と不安になるくらい。
だって、これ、どうみても野原に車の跡があるだけって感じしない???
そして二人で、「こんなところで迷ったら遭難だよねー」なんて不安になりながらも、歩き続けること2時間。
車に乗せてもらったのにすでに2時間歩いてるなんて、道間違えてないけど・・と思ったら・・・遠くのほうに車やバスが止まっているのが見える。
あそこにモアイがあるに違いない! 疲れ始めていたうちらだけど、いっきにテンションがあがる!!
そして!!!!!!
いましたよー!! 見つけましたよー!!!! しかも7体も!!!!
どんなモアイがここにあるのか、まったく聞かずに来た私たち。
7体も見つけられたのは、本当にグッドサプライズだったよ!! (^^)v
彼らが私にとっての最初のモアイ。
苦労してたどり着いただけあって、見つけたときはかなり感動。
にしても彼ら、姿勢いいよねー。 びしっと立って、本当にガードマンって感じ。 石の台の上には乗ってはいけないことになっているから、ズームしてみるとこんな感じ。
どのモアイの下のほうにも、ななめの線がいっぱい入ってる。
なんだろうこれ・・・・とよーく見てみると・・・・、なんと手の指でした!
どういうわけか、どのモアイも、左手の方がはっきり書かれているから、一見左だけに線があるのかと思ったけど、近くでよく見ると、両方にあるね。 おなかの前に手を置いてる感じ?
感動のモアイの前で記念撮影!
初めて見るモアイだけあって、かなりここのモアイには愛着がわいたよー。
しかも場所も、遠くに海が見えて、かなーり広々していて、なーんか落ち着くところだったんだよね。
このモアイたちは、何を命令されてここに立っているんだろうね。
ほーんと不思議。
そして、ファーブル、モアイに会ったら一番見てみたかったのが、これ!
モアイの後姿。
どんなガイドブックでも、普通モアイって正面からしか写ってないじゃない? 後姿はどんななんだろうーって興味あったんだよねー♪
モアイの後頭部は全員絶壁でした。 笑
そして、真後ろから見たのがこれ。
上の写真のように、首の部分だけ白くなってるのが数体あって、ネックレス??って思っちゃったファーブルだけど、ナオミの推測では「落ちた頭をくっつけたんじゃない?」とのこと。
あ、なるほどねー。 って思ったんだけど、じゃぁ下の部分も白いこのモアイは、下の部分を造り直したってことなのかなぁ??
だけど造り直したにしては、この下の写真の右部分に見える石は、白い部分とそうでない部分にまたがってはまってるんだけど、それはどうして???って思わない??
壊れていたのを直したにしては、下の部分と上の部分のつなぎめ、やたらまっすぐできれいだしね。
謎です。
風がびゅーびゅーなだけあって、雲の流れも速い。
気づいたら巨大なうろこ雲みたいな雲が、モアイの上を覆っていました。
なーんかこの7モアイのいる場所すっごく落ち着く感じで、もっとのんびりしたい気分はやまやまだったんだけど、ここからまた帰路に着かなくてはいけない。
帰り道は海沿いの別の道を歩いて、ほかのモアイも見ながら戻る予定だったから、とりあえず海を目指してまた歩き始めた私たち。
途中では牛がけんかしていたり・・・
馬の親子連れを見かけたり・・・
こーんなよ? かわいくない??
やっと歩いてる感じで、風も強いしふらふらしてた。
なんて野生の島なんだーと思いながら、ひたすら歩くと・・・
またなにやら発見。
ここには何があるんだろうーと進んでみるけど、何も見えない。
するとどこかから声が聞こえる。
ん??と振り返ってみると、木の下の方が深くなってて、下を人が歩いてる。
どーやってそこ降りたのー??と上から聞いて、下に降りる道を教えてもらって降りてみると・・
こーんな感じ。どうやらここは洞窟みたい。
山の中に突然深い穴があって洞窟・・なんて、これまた不思議。
でもとくにそれ以外面白いものはないので、またまた歩き続ける二人。
遠くに見えた海は、坂道を登ったり降りたり、道なき道をぐにゃぐにゃ進んだりしているうちに見えなくなってた。 方向は間違ってないんだけど、風はやまないし、疲れてだんだん無口になる私たち。
すると、突然ナオミが「ギャ!」と変な声を上げるから、どうしたのー?と見てみると・・・・
こんなんが!!!
自然に死んじゃった感じ? 丸焼きにして食べられたならこんな風に骨って残らないよね?きっと。
そして、また道が途中でなくなってて、野原の中を歩いていく私たち。
よく見ると、モアイの顔でした。
しばらくそこで休憩しながら、やっと見えてきた海を眺めていたうちら。
うーん、モアイ探しも楽じゃない。
おなかもすいてきたし、風が強いから体中土まみれ。
唇も砂でまみれて、絶対土食べちゃってる・・って感じ。 でもひたすら歩くしか帰る方法はないんだもんね・・・。 二人で励ましあいながら、歩き続ける・・。
本当一人じゃなくてよかった。 って、一人だったらやってないか。
でもこの島、発見がいろいろある。
歩いている途中みつけたこの岩。 自然にひびが入って、割れた部分の角が風などで丸まったのかも知れないけど、パズルにみえる。
しかもよーく見てみて、モアイの横顔みたいな形の部分があるでしょ?
じっと見てるといろんなものに見えてくるから面白い。
ファーブルの目には、真ん中右側に、リーゼントでロンゲの男の人の左横顔、そしてその人にキスされるように、小さなモアイの右横顔が見える。
どう? わかるかな??
もうどれくらい歩いただろうか・・・だんだん日も暮れ始めてきた。
日が暮れる頃には、夕日がきれいで有名な、町の近くのモアイにたどり着いている予定だったのに。
まぁでも曇り始めてるから、素敵な夕日はどうせみれなかったかもね。
だけど、代わりに海を照らす太陽の光を横目に見ながら歩く二人。
どう? 風が強くて、曇りがちで、すごく寒くなり始めてたんだけど、きれいな空じゃない?
そして、さらにひたすら歩いて雲行きも怪しくなってきた頃、遠くのほうにまたまたモアイ発見。
風が強すぎて、ぶれないように写真を撮るのが難しい・・・。
そして、ふと横を見ると、さらに数体のモアイが。
あーうちらやっと町に近づいてきたんだ!
このモアイ、帽子をかぶっているといわれているけど、ファーブルの目にはどうしても重りにしか見えなかった。 何かをした罰として、重りを乗せられて、「ここでじっと立ってなさい!」とでも言われたかのよう。
でもきぜんとして、こんな天気でもしっかり目をあけてびしっと立っているモアイは、なんかかっこよかった。
そしてその近くには、壊れかけてる6体のモアイが。
風が本当に強くて、寒さも重なって手が震えちゃって、写真ぶれまくり。
1枚くらいちゃんと撮れてるだろうと思ったけど、全滅でした(^^;)
写真からもわかるとおり、6体のうち一番左の1体は、台のみ。
一番右のも体だけ。 しかも小さくて、子供モアイだったのかなー?という感じ。
真ん中から右3体。みんな顔がかけちゃってたりしてて、なんか痛々しい。
もうこれを見たときは、風もかなーり強く、寒くて、疲労も限界。 二人とも動けなかった。
しばらく待って、やっと通った地元の人の車に手を上げて拾ってもらって、ホステルまで送ってもらいましたとさ。
戻ったのはホステルを出てから7時間後くらいでした。
かなーり疲れて、砂まみれになったけど、感動したし、無事に戻れたし、良かった良かった。
体中土まみれで汚いし寒いし、あったかいシャワーを楽しみにしていた二人だったけど、風のせいでこの日は冷たいシャワーしか出ませんでした・・。
まぁこんな日もあるさ・・・。 気合で水シャワーを浴びたファーブルでした。
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4 comments:
ファーブルさんお疲れ様でした~。
読んでる私も一緒に歩いた気になって疲れました~。
沢山のモアイの写真が見ることができたし
イースター島の様子もよくわかりました!
みったさん>コメントありがとうございます! ほーんとに疲れたーーー!!
でも、おかげでいい思い出になりました!
やっぱりなんでも苦労した方が心に残ります。
ぜひぜひみったさんも行ってみて下さいね!!
リーゼント頭がキスしてるように見えた!!
紫穂
紫穂さん>でしょーー??? 見えたでしょー?? 良かった、わかってくれて☆
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